イギリス留学を控え、「何を持って行くべきか」「どこまで現地調達できるのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
持ち物の選択を誤ると、現地でのトラブルや不便に直結してしまうことも少なくありません。
この記事では、イギリスへの留学に必要な持ち物のリストと、失敗しない準備ポイントを分かりやすく解説します。
実際に役立つ便利グッズや現地での調達事情、荷物制限の注意点まで網羅し、あなたの不安を解消する内容をまとめました。
効率よくイギリス留学の持ち物を準備したい方、ぜひ本文をお読みください。
イギリス留学の持ち物リストと準備ポイント

イギリス留学を成功させるためには、しっかりとした持ち物の準備が欠かせません。
日本とは気候や生活習慣が異なるため、必要なアイテムや持参すると便利なグッズも変わってきます。
基本的な持ち物から役立つアイディアまで、ポイントを押さえて準備しましょう。
パスポート・ビザなど入国に必要な書類
パスポートは留学生活の必須アイテムです。
有効期限が現地滞在期間より余裕を持って残っているか必ず確認してください。
学生ビザなど、ビザの種類ごとに必要な書類も事前にそろえておきましょう。
大学や語学学校の入学許可証、航空券の控え、宿泊証明書などもコピーを用意しておくと安心です。
もしもの場合に備えて、万が一紛失した場合は日本大使館や領事館の連絡先もリスト化しておくと役立ちます。
- パスポートとそのコピー
- ビザ関連書類
- 入学許可証・在学証明書
- 航空券の控え
- 予防接種証明書(学校やコースによる)
- 海外留学保険証券
現地生活で必要な現金・クレジットカード
イギリスではクレジットカード決済が広く普及していますが、両替しておいた現金(ポンド)があれば初日の移動や細かい買い物に便利です。
主要なブランドのクレジットカードやデビットカードはほとんどのお店で利用できます。
万一のために異なるカードブランドを持ち分散して持ち歩くのがおすすめです。
現金 | クレジットカード | 両替方法 |
---|---|---|
ポンド紙幣・コインを用意 | VISA・Master・JCBなど | 日本国内、空港、現地銀行等 |
クレジットカードの利用通知が届くよう、アプリ設定も済ませておくと安心です。
電子機器と変換プラグの選び方
スマートフォン、ノートパソコン、タブレットなどの電子機器も留学には必要不可欠です。
イギリスのコンセントは日本と形状・電圧(230V)が異なるので、変換プラグと電圧対応の充電器を必ず準備しましょう。
マルチプラグやUSBポート付きの電源タップがあると便利です。
また、SIMフリーのスマホなら現地SIMカードを使うことで、通信料金を安く済ませられます。
服装・防寒具・天候対策グッズ
イギリスは一年を通して天候が変わりやすく、夏でも肌寒い日があります。
重ね着しやすいカーディガンやパーカー、薄手の長袖シャツなどを多めに用意しましょう。
冬場は防寒コートや手袋、マフラー、ニット帽など本格的な防寒具も必須です。
急な雨に備えて折りたたみ傘やレインコートも持参すると安心です。
洗面用具・日用品・常備薬
歯ブラシや歯磨き粉、洗顔料、シャンプー・リンスなどのお気に入りの日用品を小分けして持って行く人が多いです。
現地でも購入できますが、最初は使いなれたものがあると安心です。
絆創膏や頭痛薬などの常備薬も忘れずに準備しましょう。
体調を崩しやすい留学初期は、日本の薬があると心強いです。
文房具や学習用アイテム
筆記用具やノート、英和辞典や電子辞書もあると勉強がはかどります。
イギリスでは日本のような細書きのペンやシャープペンは種類が少ないこともあります。
お気に入りの文房具は余分に持参しましょう。
USBメモリやノートパソコンのケースなどの学習用グッズも役立ちます。
持参したい日本食と調理グッズ
イギリス滞在中、日本食が恋しくなることもあります。
インスタント味噌汁やレトルトごはん、ふりかけ、カップ麺などは軽くて持ち運びもしやすいです。
また、お箸やラップ、軽いフライパンなど簡単な調理グッズもあると現地生活で重宝します。
食材によっては持ち込み制限があるので、事前にチェックして安全なものだけ準備しましょう。
スーツケースのパッキングのコツ
パッキングは詰め込み過ぎないことと、重さの配分がポイントです。
衣類や日用品は圧縮袋を利用してスリムにまとめましょう。
壊れやすいものはタオルや衣類に包んで保護します。
荷物が重すぎると空港で追加料金がかかることがあるので、事前に体重計などで重さを調整しましょう。
すぐ使いたいものは小さなバッグや手荷物に入れておくと便利です。
イギリス留学に不要な持ち物例

イギリス留学の準備中は、たくさんの荷物を持っていきたくなりますが、実際には現地で調達できるものや不要なものも多いです。
必要のないものはできるだけ持っていかないことで、スムーズな渡航や現地生活につながります。
ここでは、イギリス留学に持って行かなくても困らないものの代表例を紹介します。
現地調達できる日用品
生活に必要な日用品の多くは、イギリスでも簡単に手に入ります。
シャンプーやリンス、洗剤、歯ブラシ、スリッパ、バスタオルなどは、現地のスーパーやドラッグストアで手軽に購入できます。
- シャンプー・コンディショナー
- 洗剤や柔軟剤
- ボディソープ・石けん
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- スリッパやタオル類
最初の数日分だけ持参すれば、あとは現地で必要なものを買い足す方が便利です。
イギリスの現地製品や外国製品も豊富なので、初めての買い物も楽しみのひとつになります。
電圧が合わない家電製品
日本とイギリスでは電圧が異なるため、日本国内用の家電製品は使えないことがあります。
イギリスの電圧は230Vで、プラグの形状も日本とは異なります。
国 | 電圧(V) | プラグ形状 |
---|---|---|
日本 | 100 | Aタイプ |
イギリス | 230 | BFタイプ |
日本から持ち込んだドライヤーやヘアアイロンは、変圧器やプラグアダプターが必要です。
しかし、現地で買うほうが安全で安いことが多いので、できるだけ現地で購入することをおすすめします。
スマートフォンやノートパソコンなどは「海外対応」しているものもありますが、プラグ変換アダプターは必須です。
荷物になる多すぎる衣類や書籍
たくさん着るだろうと思って持っていく衣類や、参考書や小説などの本は荷物の大きな負担になりがちです。
実際には季節に合った服だけあれば十分ですし、イギリスでも衣類や本は簡単に購入できます。
必要最低限の数や重ね着できる洋服だけを選びましょう。
- アウターやコートは1着あれば十分
- 現地の気候に合わせて衣類を買い足せる
- 電子書籍や現地の図書館を活用すれば、重い本を持参する必要はなし
使わないものを持ち歩いて移動の際に困るより、身軽な荷物で新生活を始めるほうが快適です。
快適な留学生活のための便利グッズ

イギリス留学中は、日本とは異なる環境や生活リズムに早く慣れることが大切です。
そんなとき、少しの工夫や便利な持ち物があると、毎日の生活がずっと快適になります。
現地で「持ってきてよかった!」と感じるアイテムを取り入れ、ストレスフリーな留学生活を送りましょう。
ランドリーネット・折りたたみハンガー
イギリスの学生寮やシェアハウスでは洗濯機や乾燥機を共同で使用することが一般的です。
ランドリーネットは衣類の型崩れや絡まりを防ぎ、下着やデリケートな服も安心して洗うことができます。
折りたたみハンガーは、現地で収納スペースが限られている場合や旅先での利用にも便利です。
日本で使い慣れたスタイルをそのまま持ち込めるので、日常の洗濯がぐっとスムーズになります。
- 下着や靴下、薄手の衣類はランドリーネットに入れると安心
- 折りたたみハンガーは出張や旅行時も重宝
- ハンガーが少ない場合も対応できるので便利
モバイルバッテリー・延長コード
外出先や学校、図書館などを移動することが多いイギリス留学では、スマートフォンやノートパソコンの充電切れが心配になる場面も少なくありません。
モバイルバッテリーを1つ持っていると、外出先でも安心して長時間使うことができます。
また、多くのイギリスの建物ではコンセントの数が少ない、設置場所が限定的といったこともあります。
延長コードを持参すれば、複数の電子機器を一度に充電できて便利です。
アイテム | 用途 | 現地での活用例 |
---|---|---|
モバイルバッテリー | 充電切れ防止 | 外出先・電車・カフェで活用 |
延長コード | コンセント不足解消 | 寮・図書館・友人宅で活躍 |
エコバッグ・折りたたみ傘
イギリスでは買い物時にレジ袋が有料であることが多いため、コンパクトになるエコバッグがあると経済的です。
急な買い物や荷物が増えたときにもさっと取り出して使えるのでとても便利です。
また、イギリスは天気が変わりやすく、突然雨が降ることも珍しくありません。
軽量でコンパクトな折りたたみ傘を持ち歩けば、どんな天候にも対応しやすくなります。
これらのアイテムはカバンにいつもしのばせておきたい留学の必需品です。
イギリスで購入・現地調達できる物

イギリスでは生活に必要なアイテムの多くが街中のスーパーやドラッグストア、文房具店で簡単に手に入ります。
現地のものを利用することで持ち物を減らし、渡航時の荷物をコンパクトにまとめることができます。
また生活スタイルに合わせて、必要な分だけ購入できるのも現地調達の魅力です。
生活雑貨
イギリスのスーパーマーケットやホームセンターなどでは、生活用品が豊富に揃っています。
たとえば、食器やカトラリー、掃除用具、洗剤、ティッシュペーパーなどの日用品はどこでも手軽に購入できます。
イギリスでは下記のような生活雑貨が現地で簡単に手に入ります。
- マグカップやコップ
- お皿・カトラリー類
- 洗濯用洗剤や柔軟剤
- 掃除用スポンジ・ブラシ
- ゴミ袋
生活必需品は無理に日本から持ち込まず、現地のスーパーを活用するのがおすすめです。
シャンプーやタオル類
イギリスでも日本と同様にさまざまな種類のシャンプーやボディソープ、タオルが市販されています。
アイテム名 | 現地での購入先 | 特徴 |
---|---|---|
シャンプー | Boots、スーパー | 各種ブランドから選べる |
タオル | Primark、スーパー | 価格帯もサイズもさまざま |
ボディソープ | ドラッグストア | 大容量パッケージもあり |
日本と同じブランドの商品を手に入れるのは難しい場合もありますが、現地の商品も質が良いので短期留学中は問題なく使えます。
荷物を減らしたい場合はシャンプーやタオル類も最小限だけ持参し、足りない分は現地で購入すると良いでしょう。
ノートや文具
イギリスにはWHSmithやRymanといった文房具専門店や、Tescoなどのスーパーマーケットでもノートやペン、ファイル、ノリなどが豊富に揃っています。
必要な文具の一例を以下に挙げます。
- ノート
- シャーペン・鉛筆・ペン
- 消しゴム・定規
- ファイル・クリアホルダー
- スティックのり・テープ
授業やお仕事で使うノートのサイズや罫線などはイギリス独特のものが多いですが、機能面では十分です。
特にこだわりがなければ、文具類も現地で揃えることで荷物が軽くなり、出発前の準備も楽になります。
航空会社の荷物制限とパッキング注意点

イギリス留学に出発する際は、航空会社ごとの荷物制限に十分注意が必要です。
ルールを守らないと追加料金が発生することがあるため、事前によく確認しましょう。
また、パッキング次第で持ち込める荷物の量や使いやすさが変わります。
効率的でトラブルのない荷造りを心がけましょう。
手荷物と預け荷物のルール
ほとんどの航空会社では、手荷物と預け荷物の両方にそれぞれ規定サイズと重量制限があります。
手荷物は機内持ち込みできるカバンやバックパックで、おおよそ7~10kgまでが一般的です。
預け荷物はスーツケースなどで20~30kg程度までが多いですが、航空会社によって異なります。
荷物の種類 | 一般的な重量制限 | サイズ制限(3辺合計) |
---|---|---|
手荷物 | 7~10kg | 115cm以内 |
預け荷物 | 20~30kg | 158cm以内 |
また、ノートパソコンやハンドバッグなどが追加手荷物として認められている場合もあります。
詳細は必ずご利用の航空会社の公式サイトで確認してください。
重量制限対策
荷物が重量制限を超えないよう工夫しましょう。
特に長期留学の場合は持っていきたいものも多くなりますが、必要最低限を選ぶことが大切です。
- 重い本やノートは現地で調達する
- 季節ごとの衣類は最小限にして現地で追加購入
- 充電器やアダプターは軽量なものを選定
- サプリや常備薬は小分けにパッキング
また、スーツケースの重さそのものにも注意が必要です。
軽量タイプのスーツケースを選ぶことで、より多くの荷物を詰めることができます。
壊れやすい物の梱包方法
パソコンやカメラ、化粧品の瓶など壊れやすいものは丁寧に梱包しましょう。
箱や袋に新聞紙やエアクッション素材を詰めて緩衝材代わりに使うと安心です。
また、衣類で包み込んで隙間を埋める方法もおすすめです。
壊れやすいものは手荷物に入れて自分で管理するのが基本ですが、どうしても預け荷物に入れる場合は取り扱い注意のマークシールを貼るのも良いでしょう。
液体物や化粧品は漏れ防止のため、ジッパーバッグに二重に入れると安心です。
荷物を開ける度にすぐわかるよう、中身リストを封入しておくと荷解きもスムーズになります。
イギリス留学の持ち物選びで迷ったときの指針

ここまでイギリス留学に必要な持ち物について詳しくご紹介してきましたが、実際に何を持っていくか迷う方も多いでしょう。
持ち物を選ぶときは「本当に自分に必要か」「イギリス現地でも手に入るか」を基準に考えることが大切です。
自分のライフスタイルや留学先の地域、生活環境に合わせて、優先順位をつけてパッキングしましょう。
また、必要以上に荷物を詰め込まず、必要最低限のものだけを選ぶのもコツです。
イギリスでは日本のものが手に入りづらいこともありますが、現地のスーパーやドラッグストア、オンラインショッピングも利用できます。
万が一忘れ物をしても、落ち着いて現地で対応すれば問題ありません。
自分に本当に必要なものを見極め、身軽に留学生活を始めてください。