フィンランド留学が社会人に向いている理由6選|人気の秘密を公開!

ノートパソコンとノートで勉強する二人の学生の手元 海外留学

ムーミンの故郷としても有名なフィンランドは、人口が約550万人の小さな国です。公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、英語教育も盛んなため、語学留学先として多くの留学生を受け入れています。

特に社会人の語学留学先として人気が高く、ヨーロッパをはじめ、南米やアジア圏から夢と希望を抱いた社会人たちが北欧の小国を訪れます。

では、なぜフィンランド留学が社会人から需要が高いのでしょうか。2025年現在も、その人気は加熱を続けているほどです。

本記事では、フィンランド留学に関する様々な情報を分かりやすく発信していきます。

フィンランド留学が社会人に向いている理由6選

図書館のテーブルに積まれたクラシックな本の山

美しいオーロラが観光名所となっているフィンランドは、より実践的な英語を習得したい社会人から人気が高い国です。

英語教育の環境以外にも、フィンランドという土地から得られる恩恵は、忙しい社会人にとって強い味方となってくれるでしょう。

早速、フィンランド留学が社会人に向いている理由を解説します。

英語の教育体制が整っている

フィンランドの英語教育は非常にレベルが高く、そういった環境に身を置くことで現在の英語力を飛躍的に高められるでしょう。

フィンランドでは、子供たちへの投資が未来に繋がるという意識が根付いています。そのため、幼い頃よる英語教育に力を入れており、一説ではフィンランド人の小学生は、日本の大学生より英語ができるといわれています。

だからといって、英語の授業が極端に多いわけではありません。実は日本よりも短い授業時間で効率良く英語を学んでいるのです。効率とは授業の質にほかならず、英語への向き合い方や、教え方を工夫することで、常に楽しみながら英語を学べます。

人間、嫌々やるよりも、楽しみながらやったほうが習得は早いものです。人間の心理を上手に利用した教育体制が確立していることは、フィンランドへ留学する大きなメリットとなるでしょう。

ビジネスで通用する英語を取得できる

フィンランドでは語学留学以外にも、インターンシップ制度を積極的に実施しています。小国とはいえ、都市部には留学生を雇用してくれる企業が数多く存在し、就労と学業の両立を実現させることが可能です。

教育水準の高いフィンランドであれば、真面目なスクールライフを送っているだけでもある程度は英語力の向上が期待できます。

しかし、それ以上を望むのであれば、やはり実際に現地の人間と会話をする機会が必要となります。実践に勝るものはないといいますが、それは英会話も同じことです。留学期間中にどれだけ実践を積むかで、最終的な到達点が異なります。

また、アルバイトなどの就労をとおして英語力を鍛えることで、よりビジネス的な英語の習得が可能です。いわゆる即戦力というやつで、ビジネスマンとしての価値を高めることに繋つながるでしょう。

自然と人間との距離が近い

フィンランドは、実に国土の78%が自然に覆われている国です。森林だけではなく、湖沼も18万ヶ所以上存在し、日常生活において常に自然を感じれます。

日本で働く社会人たちは、日々の忙しさを癒すために自然を求める傾向にあります。休日や大型連休ともなれば、日本各地の山や湖に観光客が押し寄せるのはお馴染みの光景です。

フィンランドは地域によって自然の広がり具合が異なりますが、東側の地域には湖、西や南には広大な陸面積が広がっています。首都のヘルシンキからも、車で約1時間ほど走れば豊かな自然と触れ合うことができますので、気軽にリフレッシュできる環境は社会人にとって有難いでしょう。

美しい情景に癒されながら英語を学べるのは、広大な自然に愛されたフィンランドの特権と言えるかもしれません。

融通が利く学習環境

日本では考えられないかもしれませんが、フィンランド留学では数週間に渡って授業を欠席しても問題にならないケースがあります。

授業に出られなければ単位不足で卒業できないと思われるでしょうが、代わりの課題を出すことで対応をしてくれるのです。

社会人ともなれば、予定外の仕事で帰国せざるを得ない場面も出てくるでしょう。学生と社会人の二足の草鞋を履くことは、肉体的にも精神的にもタフでなければなりません。

ですが、自分1人で苦労を抱え込むのではなく、学校側が親身に寄り添って協力してくれれば、非常に心強いことでしょう。

ここだけの話ですが、課題の提出期日をそっと伸ばしてくれる優しい先生もいるそうです。

生活の質が高い

「世界一幸せな国」と称されたフィンランドは、生活の質が高いことでも有名です。

フィンランドは経済や福祉が充実した国であり、現地での生活に不便を感じることは少ないでしょう。移民の受け入れが多いことで文化の多様化を尊重しており、街を歩けば様々な食事やファッションを楽めます。

フィンランドはライフラインも整備されています。電気・ガス・水道が問題なく利用できるだけではなく、インターネットに繋がる権利を法で定めていることから、ネット環境も抜群です。

オンラインで日本国内の仕事に対応できる環境は、忙しい社会人には有難いでしょう。

また、北欧の国だけあり、海外では珍しく水道水をそのまま飲むことができます。水道水をペットボトルに入れて持ち歩くなど、お金のない留学生には嬉しい節約方法を実践することも可能です。

医療費に関しては全額自己負担となるので、渡航前に必ず留学保険に加入しておきましょう。

北欧ならではの文化を堪能できる

記事の冒頭でフィンランドはムーミンの故郷であると触れましたが、北欧ならではの世界観、まるで絵本の中に飛び込んだような異世界感をフィンランド留学では堪能することができます。そのため、カルチャー留学としても人気を博しています。

フィンランドは街並みや建造物だけではなく、食器やちょっとした雑貨も非常に可愛らしいデザインをしており、日本ではまず味わえない非日常の中で生活をすることができます。それが社会人にとって、最高の癒しとなるケースがあるのです。

現実世界に疲れたとセンチな気分に浸る日は、決して少なくありません。仕事や人間関係に押し潰されそうになるたび、歯を食いしばって耐えるのは辛いものでしょう。

身も心も疲れ果てた社会人が、人生は美しいものだと再認識するには新しい環境に飛び込む必要があります。

そんなときこそ、フィンランドという美しい国で、もう1度この世に生まれた喜びを噛み締めてください。北欧の地でできた思い出は、必ずや毎日を頑張るあなたの支えになってくれるでしょう。

フィンランド留学の注意点

赤いペンでノートにメモを取る手元のクローズアップ

社会人にとって多くのメリットが得られるフィンランド留学ですが、事前に意識しておきたい注意点も存在します。

せっかく渡航したのに、途中で留学を断念することになれば悔しいですよね?

そういったトラブルを防ぐためにも、必ず事前に問題点をチェックし、対策を練っておきましょう。

気候が過酷

フィンランドはほぼ北極圏に位置することから、寒さが過酷な国です。

夏の時期は比較的に過ごしやすいですが、12月~2月の冬は日がほとんど昇らず、厳しい寒さに耐えなくてはなりません。

この寒さが美しいオーロラを生み出してくれるとはいえ、現地で暮らすうえでは間違いなくデメリットとなるでしょう。

余談ですが、フィンランドでは寒さ対策のために、日常的にサウナを使います。日本ではサウナブームが長く続いているので、サ道を極めたい方にもフィンランドはオススメの国です。

留学費用や物価が高め

フィンランドは留学費用や物価が高めの国です。学費に関してはそこまで高くないのですが、位置的に渡航費用(航空券の代金)や、現地での滞在費が高くつきます。

滞在費に関しては、物価が大きく影響してきます。フィンランドの物価は日本と同等かやや上であり、レストランでランチをすれば1,000円以上の代金が請求されるでしょう。

そのため、旅行シーズンなどの繁忙期を外して飛行機のチケットを購入したり、現地ではなるべく自炊を心掛けるなど、滞在費の節制に努める必要があります。

アパートなどの賃貸ではなく、学生寮やホームステイを利用することも有効的な節約方法です。

フィンランド留学におすすめの都市

眼鏡が置かれたブランケット上のペーパーバック

フィンランドは北欧の小国とはいえ、いくつかの都市があります。

本記事では、英語の語学留学先としておすすめしたい都市を絞り、その特徴を解説していきます。滞在先選びの参考にしてください。

ヘルシンキ

フィンランドで最も有名な都市が、首都ヘルシンキです。バルト海に面した美しくも静かな街であり、治安が良いことでも日本人向きだといえるでしょう。

フィンランドの公用語は、フィンランド語とスウェーデン語です。ヘルシンキの街中でもどちらかの言語が飛び交っており、英語以外の言語に興味のある方にはうってつけの環境です。

ヘルシンキは交通機関が発達しているので、学校までのアクセスが容易ということも嬉しいポイントです。その反面、人があまり多くないので日本のようにごちゃごちゃ人波とは無縁でしょう。

タンペレ

タンペレはフィンランド第二の都市で、赤レンガの工場や印象的なデザインの建物が特徴です。美術館や博物館も多く、学業と観光(プライベート)の両方を楽しむことができるでしょう。ムーミン美術館もタンペレにあります。

タンペレはフィンランド有数の学生都市でもあり、交換留学生が多く住む土地です。そのため、街の人間が外国人に慣れており、治安が良いという点も大きなメリットでしょう。

首都やその近辺の街にもアクセスが良く、留学の拠点とするには申し分のない条件が揃っています。

フィンランド留学は社会人にこそ勧めたい

ノートパソコンとノートで勉強する二人の学生の手元

フィンランドは本場の生きた英語を学ぶために必要な教育水準を十分に満たしており、インターンシップ制度で現地の企業で仕事をすることで、学びと実践を直結できる素晴らしい環境が整っています。

現地での就労をとおし、ヨーロッパで起業するための人脈を築けるケースも少なくありません。将来、日本国外で事業を展開したいという野心を抱いている方にとって、必ず貴重な体験となるでしょう。

また、広大な自然だけではなく、ヨーロッパ調の街並みが広がる美しい国です。日本人にとって良い意味で現実世界と切り離されたされた空間ですので、心と体を癒すことにも適しています。

フィンランド留学に関しては、日本国内の留学エージェントに相談をすることで、様々なタイプの留学プログラムを提示してもらえます。

英語力向上だけではなく、人生に素敵な1ページを刻みたい方は、北欧の国フィンランドを訪れてみてはいかがでしょうか。

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