留学で寮に入るメリット・デメリット|人間として大きく成長できる?

年季の入った古書のクローズアップ 海外留学

海外留学をしたいけれど、どこに住めばよいか分からないとい悩みをよく耳にします。異国の地だからこそ、活動拠点の構え方を不安視するのは当然でしょう。

海外留学で現地に滞在するには、学生寮・借家・ホームステイの3パターンから居住先を確保することが一般的ですが、近年の語学留学においては、学生寮に滞在することが主流となっています。

しかし、「寮ってどんな感じ?」「必要なものはなに?」といった疑問がよく聞かれます。

そこで、今回は寮での留学生活にスポットを当てて解説をしていきます。ぜひ、参考にしてください。

留学で寮に入るメリット

複数の古本が開かれた状態で重なった読書の風景

一昔前ですと、留学ではホームステイ先にお世話になることが一般的でしたので、寮(シェアハウス)に入るというイメージが湧きにくいかもしれません。しかし、海外での寮生活は、学生にたくさんのメリットをもたらしてくれることをご存じですか?

海外留学における寮生活の恩恵を見ていきましょう。今回は、英語の語学留学という設定でお届けします。

ホストファミリーを探す必要がない

留学先で学生寮が完備されていることで、現地のホストファミリーを探す手間が省けるでしょう。

ホストファミリーとは、現地運営団体の規定に基づいて、留学生のホースステイ先に相応しいと判断された家庭のことです。食事やベッドの提供をしてくれるだけはなく、家族の一員として接してもらえるので、現地で孤独を感じることなく生活ができます。

学生が現地でもホームステイを希望する場合は、事前に下記の書類を運営団体に提出する必要があります。

  • 自己紹介
  • 学歴や職歴
  • スナップ写真
  • 手紙
  • 健康診断書
  • アレルギー診断書

就職活動で言えば、書類審査のようなものです。これらの参考資料を元に、運営団体のコーディネーターがホストファミリーを探してくれます。学生には、こんな家にお世話になりたいという希望があるでしょうが、受け入れる側にもそれなりの希望や条件があるのです。

学生の希望 ホストファミリーの希望
動物が苦手だからペットはNG 犬好きの一家なので、愛犬家の学生
1人部屋を希望 間取りに余裕がないので息子の部屋の2段ベッドに下に寝てほしい
偏食なので食事は別にしてほしい 食事は家族と一緒に食卓を囲んでほしい
スクロールできます

上記のように、お互いの条件がマッチしないケースも多く、現地のコーディネーターは、学校や教会など、様々な団体を協力して受け入れ先を探してくれます。

それでも理想的な組み合わせが見つからず、渡航直前になってようやくホームステイ先が決まったり、渡航当日になっても受け入れ先が見つからず、実費でホテルに宿泊したり、留学そのものが中止となるケースも珍しくありません。

実際、SNSなどには「ホームステイ先が決まらない」という声が多く寄せられています。

また、現地到着後にホストファミリーが変更になったり、家事の手伝いを強要されて勉強ができなかったりと、様々なトラブルも報告されているのです。

こういったリスクを考慮すると、初めから滞在先が学生寮と決まっているほうが面倒がなくて良いでしょう。

借家よりコストが安い

学生寮には金銭的なメリットもあります。留学先では自分でアパートを契約する方もいますが、学生寮に入ったほうがコスパは圧倒的に良いです。

寮費は滞在する国や地域によって異なりますが、費用面ではこれくらい浮くと認識してください。金額は最低料金となっています。

国名 1ヶ月の寮費 1ヶ月の賃貸料 差額
アメリカ 約52,000円 約65,000円 13,000円
ニュージーランド 約50,000 約100,000円 50,000円
カナダ 約85,000 約144,000円 59,000円
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留学先によっては、滞在費を大きく節約できます。学校によっては、寮費に食費や通信費(インターネット代)が含まれているケースもあり、貧乏学生にとっては天国のような環境が整っています。

アパートで一人暮らしをする場合は、賃料のほかに水道高熱費や食費が加算されますので、よほど懐に余裕がある方でないと長期滞在は厳しいでしょう。寮生活は自分で不動産屋を巡って物件を探したり、複雑な賃貸契約を結ぶ手間も省けるので一石二鳥です。

しかし、オーストラリアなどは元々の地価や物価が高いことから、コスト面における恩恵は乏しいです。フィリピンなども寮に入るより、現地でアパートを借りたほうが安いケースがあるので、あくまでも国によって条件が異なることをお忘れなく。

留学生仲間ができる

学生寮では、同じ志を持った留学生仲間たちと共同生活を送ります。今回で言えば、他国から英語を学びに来ているので、皆が英語力の向上を目標としているわけです。

同じ方向を向いて歩いていると、自然と互いの距離は近くなり、打ち解けるのも早い傾向にあります。そのため、現地で孤独に苛まれるケースが回避できるでしょう。

学校によって寮の規模は異なりますが、大きいところですと300名以上の学生が滞在しています。人種も様々で、キッチンやレクリエーションルームをシェアすることで、日本に住んでいては到底出会うことのできない方々と時間を共有できます。

外国では週末にパーティーを開く文化があり、季節ごとの行事や、自分が主催するパーティーを通じて多くの友人ができることは寮生活の醍醐味だと言えます。日本は外国人から旅行先として人気があるので、日本食を振る舞うパーティーを開くと喜ばれるでしょう。

留学には短期と長期がありますが、滞在期間が長いほど仲間の存在は大きくなります。学業とプライベートの両方を充実させるために、友達はたくさん作ってください。

日常生活が英語を学ぶ場となる

留学中はアルバイトでもしない限り、寮で多くの時間を過ごすことになります。そのため、ルームメイトと会話をする機会が非常に多く、プライベートの時間が自然と英語を学ぶ場となります。

基本的に、寮では1部屋あたり2~3人で生活をします。学校での出来事や恋愛相談、趣味などを夢中になって話していれば、生きた英語の実践にも繋がるので非常に効率的です。

また、ルームメイトが臨時講師となるケースもあります。一口に語学留学とは言っても、学生の英語レベルは様々です。自分がまるで英語を話せなくても、ルームメイトがある程度高いレベルの英語力を持っていることで、授業で分からないことを教われます。

英語だけではなく、それぞれの母国語を教え合うことも刺激になります。

困ったときに助け合える

寮生同士の助け合いは、海外留学において非常に重要です。

  • 家具の搬入を手伝う
  • 寮の設備の使い方を教える
  • 学校周辺や行楽地を案内する
  • 料理が苦手な人の代わりに作ってあげる

どんな些細なことでも、困ったときは遠慮なくヘルプを求めましょう。自分が困ったときに助けてもらうだけではなく、仲間をサポートすることで絆は深まっていきます。

人間関係のトラブルに仲裁に入るなど、英語に自信のない方には少々難易度の高い頼まれごともあるでしょうが、まずは引き受けることを心掛けてください。すぐに断ってしまうと、薄情な人間だと誤解されてしまう恐れがあります。

引き受ける前から、できるできないの判断を下すのはナンセンスです。何事にもチャレンジする気概を持つことで、人間関係も学業も充実させることができるでしょう。

事件に巻き込まれにくい

アパートなどの1人暮らしと比べ、寮生活のほうが事件に巻き込まれにくい傾向にあります。特に留学するのが若い女性であるなら、1人で暮らすよりも留学生仲間と共同生活を送るほうが遥かに安全です。

アパート暮らしですと、学校からの帰り道や日用品の買い出しなど、1人で出歩く機会がどうしても多くなります。時期によっては日が落ちるのも早くなり、暗い夜道を無謀に歩いていることで、痴漢や引ったくり被害に遭う可能性も否定できません。

寮生活であれば学校からも近く、買い出しもルームメイトや寮の仲間と一緒に行くことが多いので、犯罪のターゲットにされるリスクは減るでしょう。また、数百人が暮らす建物に強盗に入る間抜けもいないので、生活しているだけで犯罪予防になっているのです。

シャワーを気兼ねなく使える

最近の留学寮では、寮の1部屋1部屋に専用のシャワールームが完備されているケースがほとんどです。

基本的に欧米では湯舟に浸かる習慣がなく、お風呂はシャワーで済ませることになります。しかし、ホームステイ先によってはシャワーの時間が明確に制限されているケースがあります。

欧米人のシャワー時間は、平均約3~10分以内です。水が貴重だから、水道代が高いからなどの理由はありますが、入浴に時間をかける概念は基本的にないと思ってください。

そのため、普段からシャワーに10分以上かける綺麗好きな方ですと、ホームステイ先で長過ぎるとお叱りを受ける可能性があります。

ルームメイトや、ほかの寮生に迷惑を掛けることはご法度ですが、ホームステイよりは周囲に気を使うことなくシャワータイムが楽しめるでしょう。

食事は自分の好きなメニューにできる

学生寮では、基本的にバイキングで好きな食事を好きなだけとれる仕組みになっています。

異国の地で生活する際、食事に関する不安は大きいものです。外国の食事は日本と味付けが異なり、薄味が好みの方には些か厳しいかもしれません。

海外留学でホームステイを選択すると、ホストファミリーによっては食事を必ず共にすることを希望してくるケースがあります。その際、食べられない食材を使った料理が出てきたり、濃過ぎる味付けに辟易することがあります。

かと言って、この食材は嫌い、あの味付けは口に合わないなど注文ばかり多くつけては、ホストファミリーとの関係性が悪化する恐れがあるでしょう。長期間に渡ってお世話になるのでしたら、円満な関係を築いていかなければなりません。

また、ホームステイでは食事の量に関してもトラブルが発生します。小食であったり、あまり金銭的に余裕のない家ですと、1食あたりの量が少なくて満腹を味わえない可能性があるのです。空腹は集中力の低下にもつながるので、学業に支障をきたす可能性も否定できません。

その点も寮生活であれば、自分が満足するまで食事を摂れます。

ホームステイと比較すると門限がゆるい

こちらは学校によって規則が異なるので一概には言えませんが、基本的に学生寮に門限がありません。稀に寮母のような管理者がいて、門限を午前0時などに設定しているケースもありますが、ほとんどの学生寮は留学生の行動を制限するような時間設定は設けていません。

ホームステイでは、家庭によって厳しい門限が定められています。特に小さなお子さんがいる家庭ですと夜8時以降の外出を禁止しているケースもあるので、学生からすれば少々息が積まる環境でしょう。

門限がないことで夜の街に繰り出したり、明け方までパーティーに明け暮れるなど、現地での生活を存分に満喫できるでしょう。学生という身分ですので一番に優先されるべきは学業ですが、せっかく海外に滞在しているのですから、遊びの時間も大切にしてください。

ハメを外して事件に巻き込まれるのはもってのほかですが、たまには息抜きをすることで学業にも身が入るというものです。

留学で寮に入るデメリット

辞書と数学の教材とカラーペンが並ぶ学習セット

海外での寮生活は様々な人種が生活を共にするこにより、残念ながらいくつかのデメリットも存在します。場合によっては、留学生活を中断しなければならないトラブルへと発展する可能性もあるでしょう。

しかし、事前に問題点を把握しておくことで、寮生活への心構えと予防策を準備することができます。これから海外留学で寮に入るという方は、必ずチェックしてください。

ルールが存在する

学生寮にはある程度のルールが存在します。ホームステイと比べれば個人の自由が尊重されているとはいえ、様々な人種が共同生活を送る場に相応しい決まり事が存在するのです。

  • キッチンを使ったら掃除する
  • 生ごみの処理はマメにする
  • 冷蔵庫の中身は個人で管理する
  • 寮に友人を招待する際はルームメイトに許可を得る
  • 夜遅い時間に大音量で音楽を鳴らさない

上記はあくまでも一例ですが、国や地域によってはさらに細かいルールがあるかもしれません。

ルールは、お互いが気持ち良く過ごすためには欠かせない仕組みです。留学期間にもよりますが、同じ目的を持った仲間同士、無用なトラブルは避けるに越したことはありません。

価値観や文化の違いに馴染めない

日本には日本の文化があるように、他国にも様々な文化があります。それに馴染めないことで、寮生活に嫌気が差す恐れがあるのです。

学生寮は、1種の「人種のサラダボール」状態です。日本人の物差しでは測り切れないことも多く、なぜそのような思考になるのか理解できないと頭を抱える場面もあるでしょう。我々にとっては当たり前でも、外国人から見れば異常であることがたくさんあります。

宗教などはその代表的な例で、食事やアルコールなどに厳しい制限のある学生とルームメイトになると、自分にとっては普段どおりの生活でも、相手からすれば罰当たりな行為に当たることで厳しく非難されるといった事例も存在します。

世界は広く、国が違えばあらゆることが変わってきます。こういった環境を受け入れないことで、留学自体を中止するケースもあるでしょう。

貴重品が盗まれる

英語力を高める同志であっても、全ての人間が善人というわけではありません。中には生活費や交際費を求めて、他人の財産に手を伸ばす不届き者もいます。

実際、留学中に私物を盗まれる事件は多発しています。規模の多い学校ですと300人以上の人間が共同生活を送っているので、いざ犯人を捜そうとしても見つからず、盗まれた品も戻ってこないケースが多いです。

  • 現金
  • クレジットカード・キャッシュカード
  • スマートフォン
  • パソコン
  • パスポート

寮生活において、上記の品は基本的に自己管理です。部屋に個人用の金庫が設置しているケースも稀にありますが、ほとんどの場合は貴重品を鍵付きのスーツケースで保管することになるでしょう。

備え付けの机、クローゼットの中で保管することはおすすめできません。鍵がついていないので、誰でも自由に中を物色できてしまうからです。その点、スーツケースであれば鍵だけでなく、数字でパスワードを設定してロックを掛けることもできるので、セキュリティー面で安心でしょう。

保管方法以外の対応策として、最初から現金や高価な品を持ち込まないという方法もあります。クレジットカードもできれば持ち込まないほうが安全でしょう。

カード決済は英語に自信のない方にとっては非常に便利です。しかし、一方で簡単に悪用されてしまうデメリットも存在します。店員とコミュニケーションを取りながら現金で買い物をすることに不安もあるでしょうが、それも生きた英語を習得するための勉強なのです。

また、貴重品の窃盗に関しては、自分が犯人だと誤解されるケースもあります。身に覚えのない濡れ衣を着せられては堪りませんので、他人のスーツケースには絶対に触れないでください。

ルームメイトと喧嘩をすると気まずい

寮生活において、ルームメイトとの関係性は重要です。プライベートな空間を長期間に渡って共有するのですから、喧嘩でもしようものなら非常に気まずい思いをするでしょう。

日本人と外国人では、根本的に価値観が異なります。相手は冗談のつもりでも、こちらからすれば笑えないことなど例を挙げたら数え切れません。逆も然りです。

ポジティブに捉えれば、そういった外国人の感性を刺激として受け入れることで、自分の価値観は大きく広がるでしょう。日本に帰国後、周囲から人間として大きくなったと嬉しい評価を受けるケースも実際にあります。

しかし、許せないものはやはり許せません。些細なことから口論に発展することで、ルームメイトとの関係性に亀裂が生じることもあるでしょう。早い段階でどちらかが謝罪をして和解できれば良いですが、互いに意固地になることで、その後の留学生活が台無しになるパターンもあるでしょう。

基本的に、余程の事態に陥らなければルームメイトや部屋の交換はできません。留学生活をエンジョイするためにも、ルームメイトとは仲良くしてください。

自分が悪いことしたり、何か納得ができないことが起きたら、まずは口に出して話し合うことが大切です。対話で問題が解決できるのは、人間の特権なのです。話の切り口に悩むなら、学校のカウンセリングサービスなどを利用して、色々と相談すると良いでしょう。

一人部屋は料金が高い

どうしてもルームメイトの存在が煩わしいという場合、個室を完備している寮に入ると良いでしょう。しかし、2~3人でルームシャアする場合と比べ、料金がかなり割高になってしまいます。滞在費を少しでも節約したい方は、利用することが難しかもしれません。

また、プライベート空間を1人で独占できることはメリットでもありますが、他の留学生との交流が乏しくなるという欠点もあります。

英語力を伸ばしたいのなら、学校以外でも積極的に会話をする必要があります。相部屋であれば自然とルームメイトと会話をする時間が多いですが、個室だとどうしても閉鎖的になりがちです。

コミュニケーション力の高い方であれば、学校でできた友人を部屋に招き入れることもあるでしょうが、授業がマンツーマンレッスン制であるのなら講師以外の人間と接する機会が少ないので、友達作りにも苦労することになるでしょう。

学生以外でも滞在ができる

学生寮は国や学校によってスタイルが異なりますが、民間のレジデンスタイプの寮に滞在するケースも多いです。民間の寮はお世辞にもセキュリティーが整っているとは言えず、学生以外の人間も容易に入り込めてしまいます。

つまり学生寮の中にいるからといって、相手が学生である保証はありません。現地の会社員や、観光客が滞在していることもあるのです。民間寮の場合は、ドラマや映画で見る学生寮ではなく、アパートメントスタイルの宿泊施設だと認識してください。

学校が運営母体である寮なら、そこにいるのは学生や、学校関係者です。どちらの寮タイプになるかは事前に確認することができるので、気になる方は留学エージェントに問い合わせてみましょう。

留学で寮生活が向いている人

膝の上で本を読む女性の手元のクローズアップ

人には向き不向きがありますが、どのような人が海外での寮生活に適しているのでしょうか。どれだけメリットがあると言っても、適正がなければ充実した留学生活を送れません。

海外での寮生活に向いている人の特徴を解説しますので、自分に当てはめながらご覧ください。

費用面に不安がある

留学に多額の出費は避けられません。学費は仕方がないにしても、その他の部分はできるだけ節約をしたい方は多いでしょう。

寮生活には、現地での滞在費を抑えるメリットがあります。学校によっては、1ヶ月あたりの寮費と学費がセットになっており、食費まで含まれているケースもあります。中にはインターネット代(Wi-Fi)まで込みとなっている学生寮もあるので、懐具合が心配な方には有難い話です。

少しでも安く本場の英語を学びたい方は、現地の滞在は寮生活を選ぶと良いでしょう。

人と接することが好き

人のコミュニケーションを取ることが得意なら、海外留学は寮生活がおすすめです。

様々な国籍の学生と触れ合えることは、寮生活の醍醐味と言えるでしょう。友人が増えるだけはなく、何気ない日常生活の中でも英語に触れる機会が多くなります。

外国人と臆することなく接することができるなら、寮生活はうってつけかもしれません。

整理整頓が得意

他人とルームシェアするなら、私物の整理整頓は欠かせません。相棒が綺麗好きな人なら、だらしない人は間違いなく嫌悪されます。

また、寮ではキッチンやカフェテリアも共有ですので、ほかの学生が気持ち良く利用するためにも、使用後は綺麗に掃除するなどの習慣を身に付けておく必要があるでしょう。

多くの人間が共存する空間だからこそ、整理整頓には気を配ってください。

留学での寮生活は楽しみと刺激が溢れている

開いたページが重なった複数の本の断面図

海外留学で寮に入ることに、不安を感じるのは当然のことです。外国人たちとひとつ屋根の下で共同生活など、経験者でもない限りは避けたいと思うのが本音かもしれません。

しかし、様々な人種が一緒に暮らす空間だからこそ、日本では味わうことのできない刺激を受けられます。言葉や文化、物事に対する考え方など、日本人とは異なる角度からの意見を聞くことで、人間としての器や価値観を広げるチャンスになるでしょう。

寮生活を通じて一回りも二回りも成長することができれば、帰国後に社会に出てからの大きなアドバンテージにもつながります。グローバルな思考ができる方は、企業からも重宝されます。

ぜひ海外での寮生活を楽しみながら、今後の人生の糧にしてください。

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